今日は、耳コピ(トランスクライブ)の極意をお伝えします。
よく、
「耳コピはしているんですけど、アドリブはできません」
という方が多くいらっしゃいます。
なぜそうなってしまうのか?原因を考えていきましょう。
耳コピは意味がないのか???
耳コピしても意味ないのかな・・・と不安になる方もいるでしょう。
でも、そうではありません。
耳コピ自体にはとても深い意味があります。
でも、
その目的をはき違えていると、
アドリブに繋がらないのです。
耳コピって何?
まず、そもそも
耳コピって何かというと、
好きなアーティストの演奏を聞きまくって
まるまる真似することです。
まず音をとるのが大変だ
とかそう話は今日はしません
その意味・目的をお伝えしたいのです。
1.何を真似するのか?
答えは
「ニュアンス」
です。
どういうタンギングをして
どういうタイム感で
どういう内容を演奏しているのか
まずその形を学ぶのです
2.耳コピによって得られるものは?
なので、
英語の発音練習
と思ってください。
そこで、
意味がわかる、わからない
は“ひとまずは”関係ないです。
耳コピすることによって、
ジャズらしいイントネーションを得ることができます
3.耳コピによって得られるもの②
当然、発音だけがよくても
その単語の意味がわからないと使えないので、
単語の意味を調べます。
これがフレーズ分析です。
フレーズ分析をすることによって、
その人がどういう意図をもって音を選択しているかがわかるのです!
アドリブができるようになることと何が関係あるのか???
【で????】
そこで止まっている人が多すぎる!!!!
アドリブができるようになることと何が関係あるのか???
そこがわからないと
耳コピして→楽譜が吹けるようになって→暗記して・・・
になってしまい、
アドリブに繋がらないのです!!!!
ぶちゃけそれでもいい
ぶっちゃけそれでもいいんです
だって、
耳コピする目的は
ニュアンスを覚えることだから。
でも・・・
アドリブにつなげたいですよね???
耳コピして得たそのもののうち何をアドリブに活かしたいんですか????
そもそもあなたは、耳コピから何を得たんですか????
そこをわからずに、アドリブにつなげるって・・・そりゃ難しすぎます!!!!
まずあなたが、耳コピしたそのことによって何を得たかを感じる
それが答えです。
・このニュアンスかっこいいな!→自分で作ったフレーズだったらどうやって吹いたらいいのかな?
・このフレーズかっこいいな!分析してみてもとても納得ができる!→じゃぁ、自分の作るフレーズに入れるとしたらどの要素がはいるのかな?
・このスピード感がいいな!どんなタイミングで演奏されているんだろう。ベースとの関係?ドラムとの関係?→じゃぁ、そのタイム感で自分のフレーズを吹いてみよう!
これです。
これが【耳コピをアドリブに活かす極意】です。
まとめ
【気が付きました????】
とても大事なことを伝えています。
上の例をもう一度読んでみてください。
どれも「自分のフレーズ」というキーワードが入っています。
そうなんです。
自分でフレーズを作ったことがないと活かせないんです。
だから、まずやるべきことは「生み出す」ことなのです。
それについては別記事で書きますね!
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